かがやく先輩

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インタビュー

Gコースでの経験と力をキャリアに活かしたい!SDGsにも積極的に取り組むリーダーへ成長!
医学部保健学科看護学専攻 玉崎葵さん

 

Gコースをめざした理由

私が岡山大学に入学した理由はGコースの存在でした。

高校生の私は、助産師になり、途上国で周産期死亡率減少や性教育普及に貢献したいと考えていました。

実現には英語力が必要だと考えてGコースに入ろうと思いました。

私たち2017年度入学者から修了要件の違う4つのグループが設置されたので

私はその中からLS(Leader ship)を選択しました。

LSは修了要件単位数が最小限なので、勉強、部活動、アルバイト等、やりたいことバランスよくこなすことが出来ました。

 

Gコースでの出会い

Gコースの授業を振り返ると、他学部生とのディスカッションやアウトプット重視の授業が1番に浮かんできます。

通常、医系学生は鹿田キャンパスで学ぶのでなかなか他学部の学生と交流する機会が無いと思いますが、

Gコースに入ったことで学部横断的に友人に恵まれました。

Gコースで出会った友人はみな個性的で、また自分の軸が定まった人が多いので切磋琢磨できますし、

通常「意識高い系」で括られるような活動や抽象的で答えの無い話題でも真剣に話し合うことができ、貴重な時間を共有できました。

また自分が提供した話題に対して各学部や専門領域からの意見を貰えるので様々な切り口や考え方のアプローチを学べます。

4年生になった今でも、就職活動、将来のキャリアについて等、自分とは異なる領域の話を聞けるので見地がますます拡がっています。

 

SDGsを知るきっかけ

またSDGsについて知ったのもGコースの授業が端緒でした。

3年次に岡山大学にはSDGsアンバサダー制度が設けられました。

私は現在その1人として活動しており、4年次にはSDGs推進表彰(President Award)を頂きました。

こうした国際社会の問題についてアンテナを張り自分ごとで考える力はGコースの授業ならではと感じています。

 

留学するまでの私

私は大学2回生の夏休みに凡そ2ヶ月間、米国に留学しました。

ちょうど夏休み前は学部での勉強量が膨大で、また実技試験等も重なっていたので

ビザ申請や留学先大学とのやり取り等の留学準備がとても大変に感じられ、渡航できるのか不安になる時もありました。

しかしそんな時にグローバル人材育成院の職員さんが精神面でのサポートをしてくださいました。

また文部科学省の「留学大図鑑」というサイトで海外留学をしている日本人学生の体験談を見て留学をイメージするなどしていました。

今振り返ると苦しみながらも準備を全て自分で行った達成感から留学への意識が非常に高まったと思います。

 

医療を学ぶ留学に挑戦

留学先はアメリカDallas Baptist University

そこではIEP(Intensive English Program)で学習して、

世界中から英語を学びに渡米した人との出会いがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米国に留学しながらも多様な国々の友人を通して見聞を拡げることが出来ました。

IEPで英語を学習する以外にも、学部授業で解剖生理学を学びました。

授業はレジュメと画像を頼りに理解しましたが、医療英単語の語彙力が全くなかったので苦労しましたが

必要に迫られて勉強したおかげで医療英語の端緒をつかむことができたので、

帰国後も医療英単語検定を受検したり、英語の論文を読んだりして学習を続けています。

 

 

アメリカ留学で最も印象的なのは宗教を主とした異文化理解です。

私が留学した大学は『Baptist』と大学名にもあるように

キリスト教プロテスタントの教えを重んじていました。

学生が自主的に行うBible studyや日曜日の教会訪問、日々の祈りを体験して

「国教」はどのように国民に浸透しているのかを自分の肌で感じることが出来ました。

宗教を中心としてコミュニティが存在しているため、私もそれを通して世代や国籍を越えて交流できました。

留学後も、オンラインでBible studyに参加することで、人とのつながりを感じたり、英語力を維持したりしています。

 

留学で感じたことは異文化理解をするためには

他国だけではなく自国(日本)につい

ての知識も必要であるということです。

Gコースの日本文化理解の授業で補われた部分もありましたが、

「社会問題はなに?」や「日本人は無宗教なら何を心のよりどころとしているのか?」という

漠然とした問いに対しては知識不足・考え不足で困ることもありました。

しかしこうして海外から日本を見ることが出来たのも、留学を経て得た貴重な視点です。

 

 

 

3年生からは学部での勉強が本格化,でも自主的に英語学習は続けた
1・2年生でGコース授業を殆ど終え、3年生からは専門の勉強(看護の勉強・実習)が本格的になりました。

途端に英語に触れる機会が減ったように感じられましたが、Gコース生には優先的に国際交流やシンポジウムといったイベントのお知らせが来ます。

私は日本に留学している米国学生のlanguage partnerをしたり、

津島キャンパスにあるL-caféに寄って英語を話したりして定期的に英語に触れるようにしました。

来日した留学生を原爆ドームへ案内

広島名物!お好み焼きを体験!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のコアはグローバルな視点,国際経験を活かし新たな医療の仕事へ

今後のキャリアについてですが冒頭でも触れたように、大学入学時、私は助産師として途上国支援をしたいと考えていました。

しかし周産期(妊娠から出産後まで)の看護についてあまり興味が持てず、なんとなく進路に疑問を抱いていました。

そんな中でこの4年間、様々なご縁に恵まれ、看護師は働き方が多様であると知りました。

病院だけではなく国際機関や厚生労働省でのインターンシップ経験から

医療資源(人、お金、もの)の適正配分について興味が湧いたので

現在はそういった観点を持てる職域を検討しています。

 

コロナ禍で励んだ看護実習

『看護実習服のリメイク』で SDGs推進表彰(President Award)奨励賞 受賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山大学発行『いちょう並木』でも紹介

 

『いちょう並木 2020 Vol97』記事はこちらをクリック

 

一方、日本の医療が抱える問題についても考える機会があり、課題意識があるのでそれについても取り組みたいと思っています。

このように現在もまだキャリアについて考えている中途段階ではありますが、

私のコアとなるものはグローバルな視点です。

国外・国内を問わず、私のキャリアにおいてGコースで身に着けた英語力はもちろん、対人能力、判断力、精神力等は必ず生きてくると信じています。

グローバル人材育成コースを専攻しようかどうか迷っている人がいたら、ぜひチャレンジしてください。

Gコースでの様々な出会いは大学生活をとても充実させてくれます。

自分を変える、いや、変わらざるを得ない環境に自分を置いてみましょう。

将来、岡山大学Gコースの卒業生と一緒に仕事が出来るのを楽しみにしています!

 

♠♣♥♦ プロフィール ♦♥♣♠

玉崎 葵 (たまさき あおい)広島県尾道市生まれ
広島県福山暁の星女子中学・高等学校出身
趣味はジグゾーパズル

好きな映画は「ニューシネマパラダイス」

2017年4月 岡山大学医学部保健学科看護学専攻入学
      鹿田空手道部所属

2018年6.7月 アメリカ テキサス州Dallas Baptist Universityに2か月間留学
2019年7月 CLS language partnerを経験
2021年3月 岡山大学医学部保健学科看護学専攻卒業

 

◊♦◊ 受賞歴 ◊♦◊

2021年3月 SDGs推進表彰(President Award)奨励賞 受賞
       保健学科長賞 受賞

 

岡山大学SDGs推進表彰(President Award)表彰式の様子