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日本文化を学ぶ授業開催!

グローバル人材育成特別コースのカリキュラム「日本文化理解」の集中講義として,2018年9月18日~9月20日の3日間に渡り「日本の思想と文化」を開講しました。
今年は,本村昌文教授(岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科)をはじめとする専門の講師陣を迎え,閑谷学校,大原本邸,倉敷中央病院といった岡山県内の施設での学外研修を盛り込み,日本文化への理解を深める授業を実施しました。
特に『語らい座大原本邸(旧大原家住宅)』での特別講座,倉敷中央病院での見学では,受講したコース生は倉敷の歴史に触れるだけでなく新鮮な驚きや感動を覚えたようです。
受講者からの素直な感想が寄せられましたので,写真とあわせて研修の様子を感じて頂けると幸いです。

「日本の思想と文化」2018
「日本の思想と文化」2018

<受講生の感想>医学部保健学科 河盛 泉美さん(1年)

この3日間の学びで,岡山について様々な視点から考えることができました。
主に,教育,文化,医療の3つが挙げられます。
まず,教育の基盤を形成した証である閑谷学校を訪れ,当時の教育,学校が普及する歴史的背景について理解を深めました。
その後,そこで学んだ人物が,後に岡山にもたらしたものについて学びました。倉敷中央病院はその中の一つで,設立者の意思を引き継いだ病院は,真に患者のことを考えた環境作りをされており,あらゆる工夫に度肝を抜かれました。
倉敷の大原本邸では,歴史を学ぶにとどまらず,それをどう現代や自分に繋げていくか,落とし込んでいくのかを考える重要性を学びました。
岡山が発展していくなかで,様々な人々の思いが形となり,文化を形成していく過程を肌で感じることができました。 それらを,これからの学びに生かしていきたいと思います。

<受講生の感想>農学部 総合農業科学科 林 萌子さん(1年)

閑谷学校では,閑谷学校の歴史,建物の詳細を学びました。講義やガイドさんの説明を聞いて,閑谷学校の建物としての凄さ(職人技の凄さ),池田光政の偉大な考えに驚かされました。
大原家では,主に大原孫三郎さんの実績について学びました。孫三郎さんの社会への思いと行動力,先を見る力がどれほど素晴らしいものかを知ることができました。
また,孫三郎さんが創設した倉敷中央病院を訪れましたが,病院らしい冷たい空気がなく,美術作品や自然がいっぱいの空間は非常に新鮮で愛らしかったです。病院なのに歩いていて気持ちがほっこりするので,ここで看護師として働くのもいいなあと思ってしまいました。
この講義を通して学んだことは,先を見る力は非常に大切であるということです。今だけではなく,後世のことを考えて今やるべきことをする,簡単なようですが,難しいことだなあと実感しました。

「日本の思想と文化」2018

大原本邸「ふりそそぐ言葉」

◆特別史跡 旧閑谷学校◆

旧閑谷学校

江戸時代の建築家の職人技にびっくり

旧閑谷学校

備前焼瓦が美しい講堂。国宝です!

旧閑谷学校

講堂内部。興味深く説明を聞きます

◆大原本邸◆

大原本邸

大原本邸内のブックカフェにて

大原本邸

大原家の実績について説明を受ける様子

大原本邸

「思索の間」から美しい庭園を見渡します

◆倉敷中央病院◆

倉敷中央病院

ステンドグラス「木漏れ日からの発想」

倉敷中央病院

院内にある絵画について説明を受けます

倉敷中央病院

倉敷中央病院のシンボルとなっている温室