1,留学したきっかけ

“日常会話レベルではなく，仕事レベルでも英語を不自由なく話せるようになりたい” 入学当時は，ただ英語を喋れるようになりたい，という何となくの理由で留学を目指していました。 岡山大学で経済学を学ぶにつれて，次第に観光学を学びたいと思うようになり，EPOK制度で，イギリスの大学に留学することに決めました。

2,滞在先について（気候，治安，生活など）

ヨークは，歴史的な建物が多く残っており，情緒あふれる，素敵な街です。 気候は，晴れの国・岡山とは真逆で，よく雨が降ります。冬は，雪も積もるほど，冷え込みます。
ヨークの治安は，イギリスの中でも，かなり良い方です。日本と同様に，安心して過ごせます。 寮は，大学から2㎞と少し離れていますが，比較的きれいで，十分，快適な生活を送れます。

3,留学先での授業に

日本の形式と大きく異なるのは，１つの履修科目に対し，1.5時間のLecture(講義)と2時間のSeminar(ゼミのようなもの)に分かれている点です。特に，Seminarは，議論をしたり，プレゼンテーションを行ったりして，Lectureで学んだ内容の理解を深めるために行われます。
留学先では，観光学と政治学，国際貿易関係と幅広い分野を履修しています。どの授業の先生もとても親切で，親身になって接してくれます。

4,後輩のみなさんへ

英語の試験でスコアを取ることと，実際に英語を使うことは，全く別物だと感じました。 正直，留学当初は聞こえてくる英語がまったく聞き取れず，また話すこともできませんでした。日本に方言があるように，イギリスでも独特のアクセントがあり， ‘生の’英語に慣れるまで時間がかかると思います。ただ，人と関わり続けることを恐れなければ，自然と慣れてきます。 楽しい思い出も苦い経験も，留学した人しか得られないものです。

“It’s necessary to walk slowly first to climb a steep hill.”　-William Shakespeare

2019年2月