かがやく先輩

Play on a global stage

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現地レポート

国立六大学 2021年夏チェンマイ大学オンライン留学プログラム / 薬学部薬学科 直江 花

 

 

 

1. 参加したきっかけ
私は高校の英語の授業で、SDGsやプラスチックのリサイクル問題などについて触れたことがあり,

その頃からSDGsの中でも特に「つくる責任、つかう責任」に興味を持つようになりました。

このプログラムではSDGsを学ぶだけでなくタイの学生とオンラインを通じて英語でのディスカッションもできるので

渡航留学をする前に「留学の雰囲気」を感じてみたいという思いから参加しました。

 

 

 

2. プログラムでの学習
今回のプログラムでは、主に3つのことに取り組みました。

 

 1つめ 英語でのリサイクルなど資源に関わる物事についての授業

 2つめ 学習したことに関係する単語や文法の確認

 3つめ チェンマイ大学の学生とくり広げるさまざまなディスカッション

 

このプログラムにはチェンマイ大学の学生のほか,

日本から新潟大学,長崎大学,熊本大学,そして岡山大学の学生が参加しました。

 

 

英語で行われた授業では,

プラスチックにはどんな種類があるのか,どのようにごみが処理されているのかといったリサイクルの視点から学びつつ,

ゴミを増やさないためにはどんなことができるのかといったデザイン面での工夫についても

さまざまな視点から考えられた新しい取り組みを学ぶことができたのが大変興味深かったです。

 

 

例えば,捨てられがちな包装紙が使用後にティッシュ入れに生まれ変わるデザインになっていたり,

日常的に食材入れとして使われているプラスチックトレーを

よりプラスチック使用量の少ない包装や別の素材を用いた包装に変える取り組みなどです。

自分の身近にある物が工夫されたデザインについていろんな視点から考える過程で

出来上がった物それぞれに作成者の考えや思いが宿っていることを実感できました。

 

 

 

また授業の終わりには復習を兼ねた四択クイズが行われ,受講生たちで成績を競い合ったのも面白かったです。

残念ながら一位を取ることはできませんでしたが,何回か表彰台にのることができて,

クイズに夢中になってるうちに自然と授業に集中することができたように思います。

 

 

 

文法や語彙の授業では,授業に関連した単語や文法の確認,リスニングなどの演習を行ないました。

難しい内容もありましたが,岡山大学で受講している英語の授業と似ているなとも感じました。

私の場合,基礎的な文法でも少し抜けているところを気づけたので

基本が大切だということ,そして日本の学校教育での英語の授業の的確さも感じることができました。

このように,英語力の向上だけでなく,いろんな学びで構成されたプログラムだと思います。

 

 

 

 

3. 印象に残ったこと,学んだこと
チェンマイ大学の学生との交流できたことはこのプログラムで一番印象に残りました。

最初の日は自分のことやお互いの地元についての紹介からはじまり,

次第に日本の伝統的なお祭りやその由来,それぞれの国の美の価値観は?など

英語で説明するには少し難しいトピックについても触れるようになりました。

日本の学生5人とタイの学生1人で1チームを作ったため,

最初こそ緊張しましたが同年代ということもあって気楽な気持ちで会話することができました。

 

 

特に印象に残ったのは外国人ばかりの中でも積極的に発言をしたタイの学生たちです。

彼らの積極性は尊敬に値するもので,感化された私も

最初に話し始めたり話題を振ったりと積極的に発言をして

グループを盛り上げることを意識して頑張りましたが

簡単な単語がスッと出てこなくて言葉に詰まったり

考えがまとまらないまま中途半端な発言をしてしまうこともしばしばありました。

それでも同じグループの人が「これのこと?」と聞きなおしてくれたり

私の言いたいことを理解しようとしてくれるので,

とても助かりましたし,私も安心して話すことができました。

 

 

 

 

もうひとつ心の支えになったのは

対話の前に先生がおっしゃった

「自分の英語に自信がなくて黙ってしまうかもしれないけど、自信を持っていい。みんな同じだし、だからこそ助け合えばいい」という言葉です。

この言葉には非常に勇気をもらえました。

 

 

 

 

対話での交流を通して,タイの文化に初めて触れたり,

同じ日本でも他の大学からの参加者の出身地方のことを知ることができたのはとても面白かったのですが,

タイの学生たちが「着物」や「たこ焼き」など日本のことについてたくさん知っているのに対し,

自分はタイのことをあまり知らなくて知識の浅さを痛感しました。

今回の体験でタイの伝統的なお祭りや食事,そしてタイの人たちの優しい人間性を知ることができたので

コロナ禍が明けたら実際に現地に渡航して多くの文化に触れてみたいと感じました。

 

 

 

 

4. プログラムでの学習を終えて

ここからはプログラム全体を通して感じたことを書いてみたいと思います。

まず大学での授業との違いは,オンラインにもかかわらず授業中でも学生と先生の距離が近いことです。

どの授業でも「この問題わかる?」や「どう思う?」「Repeat after me!」など

終始先生が問いかけて盛り上げてくれるので,

私たち学生たちも一緒に授業を作り上げている気分になって,とても楽しい気持ちで授業に参加することができました。

また先生方がたくさん褒めてくれたことも強く印象に残っています。

褒めてもらえると嬉しくなって次の授業も頑張るぞ!とモチベーションを上げて授業に臨むことができました。

あたりまえのことかもしれませんが,

このプログラムでは日本人の学生と話す時でも英語だったので日本語はほとんど使いませんでした。

毎日楽しい気持ちで実践形式の英語を話しているうちに自信を持つこともできたし,

さらに自分の課題点を見つけることもできました。

頭が英語モードに切り替わる感覚を味わいながら,留学してみたい!と感じる充実した日々を過ごすことができました。

 

 

 

♦◊♦ 2021チェンマイ大学オンライン留学プログラム ♦◊♦

 2021年8月30日(月)~9月10日(金)
 ★英語で学ぶSDGs目標12(20時間)
 ★グローバル・カフェ with Chiang Mai University students(5時間)

千葉大学主催で開催され,日本からは国立六大学の学生19名が参加。

SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」をテーマに

プラスチックゴミなどゴミ問題や資源保護,フードロス,3Rなど

学生たちにも身近な問題を学ぶとともに,

チェンマイ大学の学生とコミュニケーションをはかるグローバル・カフェなど

多彩なコンテンツで構成されたオンラインプログラムに取り組んだ。

 

 

 

2021年夏チェンマイ大学オンライン留学プログラム

オンラインの授業風景