かがやく先輩

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現地レポート

岡山大学地域総合研究センター(AGORA) ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)の学生と協働で林業を学ぶ国際インターンシップ / 法学部 大室咲月さん

 留学生と1対1での共同生活をしつつ、彼らの通訳をしながら、岡山県内の企業でのインターンシップを通して林業について学ぶという「国際インターンシップ」は留学とはまた一味違う経験だと思い、参加した。日本の林業について、従事者の立場から知ることができた。木の切り方、チェンソーの扱い方といった実践的なことから、人工林と天然林の植生・役割の違い、公務員としてできる森林保護の活動などを学ぶと同時に、その都度UBC生にカナダと日本を比較してもらったことで、日本の林業の特徴と課題も知ることができた。自分が森に生かされておきながら、いかに森林について環境について深く考えず生活していたかを自覚するきっかけとなった。わからない日本語であっても真摯に話を聞き、質問や改善点の提示を常に行っていたUBC生二人から学んだことは、相手が誰であれ聞く耳を持つことと、ただ聞くのではなく常に何かを得ようとする姿勢の大切さだ。専門分野があったとしても自分の知識・学びに制限はないということを、二人を見て強く感じた。専門用語を交えた通訳という作業は難しかったが、協力しなければならないときに、気を遣ってあいまいな返事をしているだけでは誰の得にもならないと理解し、下手な英語でも自分の考えをちゃんと示しつつ、その分相手の意見もしっかり聞くということが自然とできるようになったのは、今回のインターンシップでの大きな成長だと思う。