かがやく先輩

Play on a global stage

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現地レポート

岡山大学グローバル人材育成院 アデレード大学語学研修 8~9月(オーストラリア) / 医学部保健学科検査技術科学専攻 宮地香穂さん

1.なぜアデレード大学を選んだのか?

私は中学生のころから留学したいと考えており
医療系の専攻のため実習が始まってしまうのでこの夏に留学に行くことを決めました。
私は今までに海外に行ったことはなかったのですが
できるだけ長い期間で留学したいと考えていたので
今回提示された留学プランの中で一番期間が長いアデレード大学を選びました。
 

 

2.語学学校ではどんな授業?

月曜日から木曜日までは,
ライティング,リスニング,リーディング,スピーキングの

語学学校での授業の様子

4つのカテゴリーが,それぞれ曜日ごとに割り振られます。
金曜日だけは,特別授業として
自分で教科を選んで受講できるのが特徴です。
 

平日は,午前か午後どちらかの時間帯で,4時間の授業が行われます。
4時間連続ではなく,途中15分間の休憩があります。
休憩時間はみんなでお菓子を食べたりリンゴを丸かじりしたり過ごしました。
 

特に印象的だった授業は
金曜日に履修した『Global communication』の授業です。
この授業では,SNSについて調査するため
たった一人で7人の人物に街頭インタビューをすることになって
最初は戸惑いましたが,さまざまな方と交流できる良い機会となりました。
 

3.ホームステイでの交流

私がお世話になったホストファミリーは,
ホストファザー&マザー,男性の兄弟2人+猫という家族構成でした。
このファミリーは,これまでに4人の留学生を引き受けた経験があるそうで
私が滞在した家は,留学生は私だけでしたが,
ほかにも留学生がいるご家庭もありました。
 

ホームステイの家は学校から少し離れていたので
バスで20分ほどかけて学校に通っていました。 

 

私が過ごしたホームステイでの生活をふりかえると
交流を深める手段としてスポーツがとても大きなカギになったように思います。
 

私は,当初なかなか英語で上手くコミュニケーションをとることができなかったのですが
得意のスポーツが仲良くなる糸口となってくれました。
 

ホストファミリーも同じくスポーツが大好きで得意だったことも幸いしました。
兄弟たちはオーストラリアンフットボールの有名クラブチームに所属しており
ホストマザーはバレーボールが得意で2つのチームに所属していました。
そのため自然と兄弟の試合を見に行くことになったり,
毎週日曜日には一緒にバレーボールの試合に参加する機会にも恵まれました。
 

国が違っても共通のルールで楽しめるバレーボールなどのスポーツを通して
会話が弾み,より一層仲良くなれたように思います。
 

4.アデレードの街の様子

アデレードの街は最初とても静かな印象を受けました。
閑静な街並みと豊かな自然に囲まれ,お店や観光地もたくさんあって
とても住みやすい場所だと思いました。

 

観光地の中でもグレネルグビーチが私の一番おすすめスポットです。

わたしのおすすめスポット グレネルグビーチ

 

そしてアデレードの人々は非常に優しく,フレンドリーな人が多いことを感じました。
たとえばバスで学校に通学しているときに,
降りるバス停に停まるのか不安になり隣に座っていた人に聞いたことがありました。
その人は降りたいバス停に停まることを教えてくれただけではなく
停留所一覧を調べて見せてくれ
さらに降りるバス停に近づくと「次だよ」と親切に教えてくれました。
 

5.印象に残ったエピソード

私のホストファミリーがキリスト教を信仰していたため
聖書について学んだり,教会に行って讃美歌を歌ったりしました。
 

このあたりでは,教会に通うだけではなく
月に一回程度,近所のキリシタンの信者たちは
信仰者の家に集まってミーティングもしていることも教えてもらいました。
 

ちょうどホームステイ期間中に,私のホストファミリーの家でミーティングがあったので
本物の聖書を間近に眺めながら,聖書の教えについてみんなでお話を聴いたりしました。
私自身は,これまで特に宗教に対して熱心に信仰したり
意識をするような生活をしていなかったので,
非常にめずらしい貴重な良い経験になりました。
 

宗教に関することを体験できただけでなく
宗教の集まりを通してさまざまな国籍の方、地域の方と交流をすることができたことが
私にとっては印象に残る出来事となりました。

 

夏休み期間中の留学だったこともあり
語学学校のクラスメイトたちはほとんど日本人だったので
同じくらいの年代の現地の若者たちと話す機会が少ないと感じていたのですが
私の場合,ホストファミリーのおかげで,
宗教を通じた地元の人々の集まりやバレーボールなどのスポーツ活動に参加できたことで
同じくらいの年代の人はもちろん,さまざまな年代、国籍、価値観の人と交流することができました。
このことは自分にとってとても価値ある体験となったと思います。
 

6.まとめ

私は,実は海外に行った経験も飛行機に乗った経験もなかったので
いきなり5週間も海外へ留学することにすごく不安がありました。
 

でも,今ではアデレード大学語学研修に思い切って挑戦したことを心からよかったと思っています。
日常的に英語を勉強できるだけでなく,さまざまな文化や価値観にふれることができましたし,
また留学を通して,自分の意見を持ち,意見や考えを相手に伝える大切さも学びました。

 

私は日常的に “どっちでもいい” や “なんでもいい” といった言葉をよく使いがちです。
しかし,海外でははっきりとした意見や決断を求められることが多くありました。
 

Farewell partyにて

ホストマザーとの会話では,私が返答に悩んでいると
“YES  or  NO?” とはっきりとした返答を求められました。
 

こういった場面を実際に経験してみて,
これまで,自分がいかに何も考えずに雰囲気に流されながら
生きてきたのかということを今さらながら実感しました。
 

また,ホストファミリーとの生活では,
日本のように相手や周囲の気持ちを汲み取る文化はありません。
自分の気持ちをはっきり言葉にしなければ100%伝わらないという実体験を通して
意見や気持ちを口に出して相手に伝えることの大切さも学びました。

 

今回の全ての経験や学びが,私の人生の中でかけがえのないものとなりました。