1．留学したきっかけ

 Taylor Swiftやマーベル作品、ハイスクールミュージカルをはじめ、海外の音楽や映画が好きだった私にとって、英語を話せる人は本当にかっこよく、またテレビに映る海外での生活は非常にキラキラしてみえました。英語がもっと話せるようになりたいという思いと、海外生活への憧れから、留学を決めました。

2．滞在先について（気候，治安，生活など）

 私はフラトンの気候が大好きです。雨はめったに降らないです。冬は寒すぎることなく、夏はカラッと晴れていて過ごしやすいです。寮から学校まで歩いて20分ほどかかりますが、それが苦にならないほどこちらの気候や自然、動物たちを楽しみながら通学できています。自分でも驚きです。物価が高いので寮では基本的に自炊をしていますが、定期的にルームメイトや寮のお隣さんとご飯を作りあいっこしています。互いの国の料理を味わえるだけでなく、それがきっかけで仲も深まります。私にとって食はコミュニケーションツールの一つです。

3．滞在中の出来事について（履修している講義，課外活動等について）

 最初の学期は私の専門の経済学や、自分の専門外の授業もたくさん履修しました。どの授業もCSUFでしか知り得ない学びがあり、履修してよかったです。先生方やクラスメイトは皆非常に親切で、授業に対しても積極的であるので自然とやる気がわいてきます。採点はシビアでしたが、自分の努力に対する正当な評価と丁寧なフィードバックがもらえるのでやりがいがあります。

4．後輩のみなさんへ

 私はCSUFを留学先として選んでよかったと心から思っています。後輩の皆さんにもぜひここに留学しに来てほしいです。日々の暮らしでは豊かな自然を感じることができますが、少し足をのばせばディズニーランドやロサンゼルスなど、テクノロジーの世界が広がっています。また、人種も多種多様で、黒人も白人もアジア系も様々なバックグラウンドを持つ人が同じように生活しており、様々な出会いと学びがあります。
 英語力は自分がどれだけ時間を割いて英語学習に打ち込めたか次第です。継続して努力しない限り、いきなり“語学留学”や“英会話教室”といった方法に頼り英語を習得しようというのは少し時代遅れかもしれないです。皆さんなりに諦めず努力を重ねて、理想の留学生活を送れるよう、心から祈っています。

5．その他

 アメリカでの5か月の大学生活を経て、周りの人々と信頼できる関係を築けたとき、“これなら私はどこでもやっていける”、そう思いました。でも、本当はそうではありませんでした。心が折れそうになった時、それでも今まで頑張ってこれたのは、日本で待ってくれている人たちがいるからでした。私にとって何より大切だったのは、いつも応援してくれる家族や友達の存在でした。こちらに来て大切なものがどんどん増える中で、それでも私にとって本当に大切なことは何か、気付くことができました。