かがやく先輩

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現地レポート

EPOKバディ~留学生との交流体験~ / 法学部法学科 有本未咲さん

EPOKバディ:台湾からの交換留学生 
 
EPOKバディとは? 
岡山大学と協定を結ぶ海外の大学から
EPOK交換留学生として来日した留学生の
ペアバディとして日本での生活をサポートし
またよき友人として様々な交流を経験できる
岡山大学の制度です。
 

詳細はこちらをクリック

 

 

留学生のサポートを通じて異文化交流を体験してみたい
私は2年生までに教養の必修英語と
Gコースの英語力養成プログラムの
必要な単位を履修できたので,
英語を使う機会が極端になくなってしまい
もっと英語を話す機会が欲しいと感じていました。
 

そのようなタイミングで
EPOK留学生のバディの募集を知って
留学生と交流できる機会を通じて
英語を使う環境に身を置きたいなと思い応募しました。

また、いずれは海外留学をすることも
視野に入れていたので自分が実際に留学した際に
異文化交流を通してどのようなことに
つまずく可能性があるのか,
どんな問題に直面しうるのかを,
実際に留学生のサポートを通じて
体感してみたいと思ったことも
応募した理由の一つです。

留学生の『日本の友達』になれるのがバディの魅力
EPOK留学生のバディになると,
彼らが大学で活動する際に困ったことがあれば
相談に乗ったり,日本で生活するための
さまざまな手続等で難しい部分を手助けします。
具体的には,市役所や年金センターに付き添って
通訳しながら一緒に手続きをしました。

バディは生活のお手伝いをするサポート役でありつつ,
同時に『日本での友達』として
留学生ととても近い存在になれるのが魅力です。
私も時間をみつけては気軽に誘って,
ご飯やカフェに出かけたり,
岡山後楽園の観光地でたりしました。
一緒に過ごす中で,お互いの勉強内容や就職活動など将来のことを話したりしました。

 

一緒に観光に出かけた後楽園のお土産やさんにて

 

社会生活のリアルな場面での学びはおもしろい!

私がバディとなった留学生の女の子は
私よりも1歳年上でしたが,
とてもフレンドリーだったので,今でもたまにLINEでやり取りをするくらい仲良くなれました。
元々の目標は「日常的に英語を使う機会が持てるといいな」ぐらいに思っていたのですが,
活動を重ねるうちに,自分のためというよりも彼女のためにできることはと考えるように変わっていきました。
例えばコミュニケーションにおいても,
「留学生は日本語や日本文化を学びに来ているので,
 どちらかというと英語よりも
 日本語でのコミュニケーションをした方が
 彼女にとっても良いのかもしれない」
と感じるようになってからは,
場面に応じて英語と日本語を使い分けながら,
彼女が日本語を学べるよう意識して会話の方を多くするようにしていました。

 

彼女は母語が中国語だったので
中国語も少し教えてもらいました。
特に勉強になったのが
台湾と中国本土の言語の違いです。

 例えば、市役所の窓口で中国語を話す
職員の方と会話した際には
「今の職員の方はたぶん中国本土の人だよ。」
と教えてくれたことがありました。
「なんでそれがわかるの?」を聞いてみると
「発音や発声が,本土はこんな感じで・・・台湾はこんな感じ・・・」
と実際にスピーキングしながら
わかりやすく実演してくれたことは
とても印象に残っています。
どちらかというと本土の方が発声やイントネーションの勢いが強いように聞こえました。
 

この例ひとつからもわかるように,
何気ない生活環境での留学生との交流では
大学で履修する第二外国語としての
語学の勉強だけでは学べなかった知識を
社会生活のリアルな場面で知ることができます。
 

授業で見聞きするのとは違って興味も深まり,
おもしろいと感じます。
実際の場面でコミュニケーションのツールとして言語を用いるからこそわかることもあるんだということを再認識することができました。

 

帰国前の最後のランチは岡山大学Jテラスカフェ

 

ふりかえすべてが良い経験に・・・
もっと一緒に過ごしたかった・・・

私のバディの留学期間は半年だったので,
岡山大学には2学期の終わり(8月上旬)までしか滞在できませんでした。
あまり空きコマのない私の履修スケジュールでは,
バディとの時間があまり取れず,
ようやく時間に余裕が出る長期休暇に入った時にはもう帰国してしまうという状況になってしまいました。
その点はバディに申し訳なく,私自身もっと会う機会が欲しかったととても残念でした。
学業や課外活動など,いろんなことをたくさん抱えすぎていたのかもしれないと後から反省しました。

また,元々第二外国語として勉強していた中国語ももっと習得して身につけることができていたら,
さらに交流も深まって楽しかったのかもしれないなとも感じました。
 

しかし,私にとって彼女と一緒に過ごした半年間は,初めて経験することや刺激もあった凝縮した日々でした。
何より彼女と話したり一緒にいるのが本当に楽しくて,
彼女を通じて台湾のことを少しでも知ることができたこともすごく嬉しかったです。
欲を言えばもっと一緒にいろんなところに行きたかったことが心残りですが,とても良い経験となりました。

 

また,公的手続のサポートの経験で,日本の社会制度や手続きの複雑さも初めて知りました。
ちょっとした説明文でも,外国人の方にとっては理解が難しく,その大変さも実感できたので,
自分が海外に留学したときには,事前に対策することが大切であると思いました。
 
また,完全に新しいコミュニティーに飛び込む海外の留学先では休日の過ごし方も大切だなと感じています。
それは,日本での留学生活を休日も含めて楽しんでいる彼女から学んだことです。
彼女を見ているうちに楽しく過ごすコツもわかったような気がしたので,いつか留学したときには実践してみたいです。

彼女自身アジア出身であったり,台湾が日本と近いこともあって,今回のバディでの活動において,文化の違いを強く感じるような場面はそれほどありませんでしたが,物価や就職活動,母国語など,ふとした時に会話から感じる文化や社会の違いを肌で感じる経験ができたことは良かったと思います。

 

バディの活動に応募したこと,
自分から積極的に
留学生を誘って楽しい時間を過ごせたこと,
帰国後も友情が深まるくらい仲良くなれたこと・・・
これらすべてが良い経験に繋がったので,
あのとき,それぞれの場面で思い切って自分から行動してよかったと感じています。

 

台湾での再会を誓って♪

ふたたび彼女と会うときまでに。。。

いつか私が台湾に行ったときには,
今度は彼女に案内をしてもらう約束もしたので
絶対タイミングを作って台湾の彼女を訪ねたい,
それまでに中国語も今よりもっと話せて
理解できるようになりたいと思います。

一方で,自分の英語力が落ちてしまっていたことがショックでした。
英語を使う機会は頻繫ではなかったのですが,
市役所での手続で,
絶対に確実な内容を伝えないといけないときに,
すぐに適切な英語が出てこなくて,
翻訳アプリに頼ってしまったことが少し情けなく反省しました。
 

英語は日常的に使っていないと,
使えなくなってしまうというのは本当なんだと
あらためて自分に危機感を持つきっかけになりました。
 

語学の勉強は継続して
常にブラッシュアップしていかなければ
と感じたので,
今後は気持ちを一新して
英語の学習に励みたいと思っています。

思ったらすぐに行動に移すことが大事!と
まずは3学期にL-caféの中国語講座に挑戦しました。
 

中国語圏の語学や文化など,
今後は折に触れて勉強し直して,
彼女に再会するときには,少しでも成長した自分になりたいと思っています。