かがやく先輩

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現地レポート

国際交流は日本でも体験できる! CLS生との交流で得られる達成感と成長は想像以上!
CLSプログラム~ルームメイト体験・ランゲージパートナー~ / 工学部工学科環境・社会基盤系 楠田和可さん

CLSプログラムの詳細はこちらをクリック

 

2023年度のCLSプログラムについて
2019年度以来4年ぶりにアメリカ人学生たちが来日して
岡山大学の国際シェアハウスで日本人学生と一緒に暮らしながら
日本語や日本文化について学びました。
彼らのルームメイトやランゲージパートナーには
多くのGコース生が応募して,日米の若者たち双方にとって貴重な国際交流の機会となりました。
交流はすべて日本語で行うのがこのプログラムの特色です。

 

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国際交流は日本でも体験できる!
CLS生との交流で得られる達成感と成長は想像以上!
 

今までの私は外国人と話す際に
主に相手から英語や異文化を教えてもらう立場だったと思います。
1年生の時にL-caféの語学レッスンに通っていました。
レッスンではとてもフレンドリーな留学生たちが
わかりやすくそして楽しく英語や出身国の文化について教えてくれました。
 

私自身もその影響を受けたので
留学生に日本について知ってもらうこと
その生活をサポートしてみたいとこのプログラムに興味を持ちました。
 
これまで経験したことのない立場になることで
「新たな視点や刺激を得ることができるのではないだろうか」
そんな期待に胸を膨らませながら,CLSプログラムに臨みました。
 

そして,いよいよ6月中旬から8月まで
日本人とアメリカ人留学生それぞれ二人ずつでシェアハウスして暮らす
2カ月間に渡る夏の日々が始まりました。

「ようこそSH401へ!初めまして!」 待ちに待ったご対面!初対面で皆少し緊張気味でしたがこれから2カ月一緒にルームシェアすることにワクワク!またルームメイトからアメリカのお土産をもらいました。それぞれのお菓子の味や食べ方について一生懸命教えてくれました。

 

コミュニケーションの大切さを実感
 


CLSのアメリカ人学生は日本語や日本文化を学ぶために来日しています。

そのため「英語を使わない」「日本語での国際交流する」という点が
本プログラムの大きなポイントでした。
 

そんな今回のプログラムで
自分にとって最も大きな学びとなったことが3つあります。

1つめは、コミュニケーションの重要性です。
ルームメイトそれぞれが,授業の課題やアルバイトなどで忙しくなり、
4人全員で直接話す機会が減った時期がありました。
それがきっかけとなり,
ルームメイトに寂しさや不満を感じさせてしまいました。
その後、4人で一度集まって解決策を一緒に考えました。
話し合った結果,会えない時間は,
もっとLINEでのコミュニケ-ションを
積極的にとってみることになりました。
 

「今日はこんな場所でこんなものを食べた」
「授業の先生からこんな面白い話を聞いた」
「今からお昼寝する!」など・・・

 

「初めてのお出かけin宗忠神社」 4人で初めてのお出かけ!神社の巫女をしている日本人RMのおかげで、宗忠神社の結婚式を見学させてもらいました。また、一緒に参拝もして、神社のマナーについても学び、貴重な経験をすることができました。

日々の些細な出来事もたくさんシェアして,
忙しくてお互いの顔を見れない時も
みんなが今日一日をどんなふうに過ごしたのか、
お互いに毎日メッセージをやり取りしているうちに
段々楽しくなってきました。
 

もちろん直接話せる時は,共同ルームで一緒に料理をしたり、
アニメを観たり,日本語の勉強をしたりしました。
とえばアニメを観るときは「愛羅武勇」「夜露死苦」といった
ヤンキー言葉を一緒にマスターして
イメージで漢字を当て字するおもしろさを楽しんだりもしました。
 

一緒にイオンモールでの買い物を楽しんだり
倉敷美観地区に出かけて観光したり,
美味しいしゃぶしゃぶやラーメンを食べに行ったり。。。

こうした特別なイベントももちろん楽しかったのですが
今ふりかえってみると
日々の何気ない小さなコミュニケーションの積み重ねも
私の大切な思い出の一つになっています。

 

CLS生の行動力に刺激されて
自分自身もアクティブに変化!

 

 

2つめは、積極性を持つことです。
CLSの学生は自分のやりたいことを成し遂げるために
いつも驚くほど積極的に行動していました。

 

「日本&アメリカ&タイのお菓子パーティー」 他のCLS学生やシェアハウスに住んでいる留学生と一緒にお菓子パーティーをしました。アメリカ、日本、タイのお菓子や料理を食べながら、趣味や今までの経験についてたくさん話しました。異なるバックグラウンドを持つ人たちと仲良くなれて、本当に素敵な異文化交流をすることができました。

たとえば大学のテニスサークルの部員と仲良くなって
一緒にテニスの練習をする人,
ピアノの練習場所を自分で予約する人,
近くの公民館で地域の子供たちと交流する人,
地域の夏祭りの手伝いをする人などもいました。
 

こうしたみんなのアクティブで一生懸命な姿勢は
私自身にもモチベーションや勇気を与えてくれました。
たとえばCLSプログラム終了して日数も経たないうちに
タイのカセサート大学海外研修に参加してきました。

CLSプログラムでは自分のホームである日本で
使い慣れている日本語での交流でしたが
今度は実際に渡航し英語でのコミュニケーションです。
 
とにかく現地の学生に自分から話しかける!
授業に関して分からないことがあれば,うやむやにせず質問する!
未知の食べ物や体験にも怯まずトライする!
 

これを目標として
CLSの学生たちから学んだ積極性を
自分なりに駆使してがんばることができました。
 

 

元気をもらったルームメイトの言葉
友情が深まるきっかけに。。。

 
 

3つめは「サポート」の本当の意味です。
ある時,ルームメイトが素敵な言葉を言ってくれました。
 

「私に分からないことや困っていることがある時、
 わかは、いつも一緒に考えたり調べたりしてくれる。本当にありがとう!」
と笑顔で言ってくれました。
 
実はちょうどこの頃,自分に少し自信がなくなってきていた時期でした。
はたして自分に彼女たちのサポートが上手くできているのだろうか…。
 
彼女たちからの質問に自分はいつもスムーズに答えられていないな…。
そんな不安な気持ちに差し掛かっていたのです。
 

しかしルームメイトからのこの言葉によって
私が抱えていた悩みや不安が一気に払拭されました。
 

この気持ちは上手く言語化することができないのですが
とにかく嬉しくて,ホッと安心した気持ちになれたのです。
 

この出来事があってからは,
先生と生徒のような教える・教えられる関係から
友達や家族のような一緒に〇〇する関係へと変化し,
お互いに絆が深まっていったことを実感するようになりました。
 

当初は「私たち日本人がCLS学生の生活をアシストするんだ」

みんな大好物しゃぶしゃぶ!


という気持ちでプログラムに臨んでいました。
しかし共に暮らす日々を過ごすうちに,
CLS学生からも多くのことを学び、刺激ももらいました。
わからないことがあったら
一緒に調べて
一緒に勉強して
一緒に力を合わせて頑張っていく毎日。
 
きっと,この一緒に〇〇することが
私のルームメイトのニーズにあっていたのでしょう。
1人1人に合わせて,その人が求めているようなフォローをすること
これこそがサポートの本当の意味ではないだろうかと気づきました。
 

2カ月という短い間でしたが
こんなにも濃い毎日を過ごすことができて本当に幸せでした。
CLS学生が帰国した直後は寂しい気持ちでいっぱいで
この2カ月は夢だったのではないかと、喪失感が残ったぐらいです。
 

しかし嬉しいことに,
プログラムが終了しても私たちの友情は変わりませんでした。
今も連絡を取り合い,お互い何をしているのか
アメリカや日本の様子などを互いにシェアしています。
 

この2カ月で築いた私たちの関係が
この先もずっと続いていってほしいなと願っています。
 

そして、こんなにもみんなと仲良くなれたことが何よりの喜びであり私の一生の財産です。
いつかまた再会する約束もしたので、今度会った時は英語で話してみたいです。
それまでにもっと英語が上達するよう、これからもいろいろなことに挑戦していきます。
自分には,まだまだたくさんある伸びしろあるはずと信じて今後も伸ばし切っていきます。
 

国際交流のハードルは誰でも超えられる
まずは身近なチャンスを活かしてトライしてみよう!

 

このCLSプログラムでのルームメイトとしてランゲージパートナーとしての体験は,
異文化・自文化理解力やコミュニケーション力や課題解決力などを養うことができました。
特にCLSの学生たちから学んだ積極性とコミュニケーション力は私の人生の糧になりました。
 

私は環境問題に興味があり,将来はその問題に関わるような仕事に就いて
国際的に働いてみたいと考えているので,この2カ月で培った様々なスキルを将来に生かしたいです。
そして自分が成長できたのは、たくさんのご縁に恵まれたおかげだと心から思っています。
CLSの学生はもちろん,私たちと同じように今回ルームメイト体験をした日本人の仲間たち,
担当の先生やスタッフのみなさま,このプログラムに関わってくださった全ての方に本当に感謝しています。
こんなにも充実した2カ月間をありがとうございました。

 

最後に。。。
みなさんの中には「国際経験と言えば、留学。異文化交流では、英語ができなければ通用しない。」
というイメージを持っている方はいませんか?
 

実は私も以前までそう思い込んで国際交流のハードルを自分で上げてしまっていました。
しかし,日本にいながらでも貴重な経験を積んだり,国際感覚を身に着けたりすることはできるのです。
英語ではなく日本語でだって,もちろん他の言語でも海外の人とコミュニケーションを取ることも可能です。
 

英語力やお金や時間などで不安があって留学までなかなか一歩踏み出すことができない人もきっといるのではないでしょうか?
私は国際経験の形は人それぞれだと思います。
 

小さな経験から大きな経験まで
いつか何らかの形で,その経験は必ず活きるときがやってきます!
まずはいろいろな場面においてアンテナを張って,少しでも興味のあることを見つけましょう!そして、自分に合った方法で目の前のハードルを下げ、どんどんトライしてみてください!