かがやく先輩

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現地レポート

【US-Japanフォーラム シリコンバレー研修】グローバルプロ基礎コース / 農学部総合農業科学科 魚住奈々子さん

参加のきっかけ

本プログラムに参加した理由ですが、私は将来が漠然としているため、進路を決めるためのきっかけを得るためにも、海外など普段と違う環境に身を置いてみたいと常々思っていました。
しかし、部活に所属しているため、留学は難しいだろうと考えていた中、グローバル人材育成特別コース事務担当の岡崎さんから「1週間の短いプログラムがある」と本コースを紹介してもらい、短期なら気兼ねなく行けると思ったため参加を決めました。


 

現地で活躍されている方々との出会い

研修の主な内容は、現地で活躍されている方々の講演、大学訪問、企業訪問でした。講演は夕食毎に行われ、3人の講師をお呼びして夕食を食べながらの質疑応答という形で行いました。
起業家、歯科医、研究者等様々なバックグラウンドをお持ちの方々が、学生時代の話からなぜアメリカに来たのか、どういうマインドセットで過ごしているのかというところまで話してくださり、自分にはない新しい考え方に触れることが出来ました。

▲現地で活躍されている日本人の方々から人生のお話を聴く 

 

 

アメリカのトップクラスの大学を訪問 現地の学生の姿に感銘を受ける
大学訪問は研修の2日目と5日目にあり、順にカリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学を訪れました。バークレー校では理論物理学に詳しい野村泰紀教授にお会いし、
物理や宇宙に関する話を分かりやすく且つ面白く教えていただきました。また、図書館内を見学し、現地の学生が皆真剣に勉強している様子に感銘を受けました。スタンフォード大学ではキャンパス見学を行い、工学部・医学部のキャンパス内を除いたほか、大学内の教会や美術館も訪れ、大学が創設された経緯や、創始者スタンフォードさんの想いについて学びました。

 

 

 

世界有数のIT企業を訪問 肌で感じる世界の規模感 
3日目にはGoggleやAppleの本社を訪れ、キャンパス内を見学しました。世界中で名の知れている企業の規模感を、キャンパスの広さから肌で感じるとともに、充実した福利厚生やオフィスから、これからも世界のトップを走り続け、イノベーションを生み出し続けるであろう勢いを感じました。


▼Intel創業者の一人ロバート・ノートン・ノイスの言葉


 
同日の午後にはコンピュータ歴史博物館を訪れ、そろばんからはじまるコンピュータの歴史を学びました。
だんだんと複雑化・大型化していき、その後小型化を経て現在私たちが使っているコンピュータになるまでの流れは非常に興味深いものでした。

 

19世紀まで遡って学んだ日系アメリカ人の歴史を学ぶ

4日目には日本人町を訪れました。日系アメリカ人博物館では、19世紀に日本人が出稼ぎ労働者としてアメリカに訪れ、戦争時に不当な理由で僻地に追いやられたという歴史を知りました。
研修の初日にプログラム主催者の井手さんからアメリカの歴史について講演を受けましたが、その際に井手さんがおっしゃられていた「悲惨な出来事を繰り返さないためにも、私たちは歴史を忘れてはいけない」という言葉を思い出し、歴史を学ぶ大切さを改めて感じました。
また、夕方には研修のまとめとして、英語での研修発表会を行いました。4日間の出来事を振り返りつつ、“英語で伝える”練習をすることにもつながりました。

▲当時のジオラマ

▲威臨丸記念碑

 


 

現地での生活で「日本経済の今」を感じる

現地で驚いたことの1つは物価の高さです。
これに関しては井手さんが日本や各国の経済状況と関連づけては話をしてくださりましたが、日本経済の衰退という現状を客観的に見ることができる、寧ろ否が応でも見なければいけないある意味良い機会となりました。

▲現地のカフェにて

▲シリコンバレーの街並み

 

 

研修をふりかえって

今回の研修に参加して、私の中で「失敗=良いこと」という考えが生まれました。講演に来ていただいた方の多くが、アメリカでは失敗している人は「挑戦した人」であり失敗した分「経験を持っている人」としてプラスにみられる、という話をされていました。失敗を恐れずどんどん挑戦して経験を積んでいこうと思えるようになり、「失敗したとしても、失敗したのではなく学びや経験を得たのだ」とプラスに考えられるようになりました。


 

講演会での質疑応答において自分のコミュ力(積極性)は役に立ったと思います。積極的に質問に行くことで聞きたいことに答えてもらえるのはもちろん、返答の仕方を工夫する(「ありがとうございます。」で終わるのではなく「それはこういうことですか?」「なるほど、〇〇ということですね。」のように返す)ことで、自分が聞きたいこと以上のことを答えてもらえたり、より深い話が聞けたりと、学びを増やすことが出来たからです
 

このプログラムに参加して良かったことは、典型的な日本人の考え方とは全く異なる考え方・チャレンジ精神を持った方々に出会えたことです。自分の視野が広がるだけでなく積極性も高まり、今まで挑戦をためらってきたことを帰国後にやってみたい、と思えました。
 

自身の将来やキャリアの参考になったこととして、起業についての考え方を学べたのも良かったです。私は起業について全く考えていませんでしたが、研究と起業にもつながりがあることを知り、且つ研究している中で自分のやりたいことのために起業することになった方ともお会いしたため、起業という将来の選択肢が一つ増えました。