1,留学したきっかけ・目的
これといったきっかけはありませんでしたが,中学生の頃から英語が好きで,洋楽や洋画に多く触れるうちに,大学での海外留学を意識するようになりました。この留学では,「英語で学ぶこと」を一番の目的に,家族社会学や子育てに関する心理学などの授業,また,挑戦してみたかったダンスの授業もいくつか履修しています。
2,滞在先について(気候,治安,生活など)
アパラチアン州立大学のある町Booneは,アメリカ南部特有のホスピタリティ溢れる田舎町です。私の一番好きな文化は,後ろの人のためにドアを持つことです。キャンパス内で男子学生から初めてこれをされた時には,「なんでこの人は私のためにドアを持ってくれるの?!優しすぎないか!?!」と彼に惚れそうになりましたが(笑),今では私も後ろの人のためにドアを持って待つようになりました。Booneは山しかない田舎町だとも言えますが,治安もよく,何よりここに住む人たちの温かさが私は大好きです。
3,滞在中の出来事について(Cultural Ambassador,廣榮堂きびだんごの実食会など)
授業,クラブ活動,課外活動,トビタテの活動などで充実した生活を送っています。一見忙しそうに見えますが,私の場合は日本でいる時に比べて時間にゆとりがあります。留学生が学内や学外で自国の文化を伝えるCultural Ambassadorという活動に参加し,地元の中学校や学内のMulticultural Centerで,「日本に住むハーフを取り巻く諸問題」を紹介し,意見交換などを行いました。また,トビタテの活動の一環で,現地の学生を対象に廣榮堂きびだんごの実食会と味覚調査をしました。きびだんごだけではなく,パッケージもすべて持ち帰られるほどの人気でした。
4,後輩のみなさんへ
耳にたこができるほど聞いているでしょうが,留学生活はあっという間です。留学の目的とその理由をしっかりと自分の軸として持っておくことで,留学生活はとても充実したものになります。涙が出るほど嬉しいことも,逆に泣きたくなるほど悔しいこともありますが,異文化圏での長期生活はlife-changing experienceになること間違いありません。今持っているエネルギーと若い感性を生かし,できるだけ多くのことを吸収する留学生活にしましょう。
2017年12月