1,留学したきっかけ
私は大学受験という大きなイベントを終え,入学後の新たな目標が欲しいと思ったことから留学を考え始めました。 日本では日常的に英語を使うことはないため,将来どんな仕事についても必要とされる英語のスキルが身に着かないのではないのかと不安に思ったことも大きいと思います。 大学に入ると自由にできる時間が増え,目標もなしでは無駄な時間を過ごしてしまうと思ったので,長期的に取り組めて, かつ同じ留学を志す仲間とも出会えるGコースがあったことは幸いでした。
2,滞在先について(気候,治安,生活など)
スコットランドはとにかく風が強い地域で,雨が降っても傘をさしません(させません)。緯度的には北海道よりも北にあり,冬には15時ごろには日が沈みます。 一方で,暖流と偏西風の影響で緯度の割には気温も下がらず,また室内はとても暖かいので過ごしやすいです。 治安も良く,深夜でも場所によっては女性の一人歩きも特に心配なくできますが,日本と比べるとスリや置き引きは当然多いです。 エディンバラは観光地としても人気のある地域なので週末にはスーツケースを持った人たちをよく見ますし, クリスマスやニューイヤーには泊まるところが確保できないほどたくさんの人が訪れます。 とてもコンパクトな街なので基本的には徒歩でどこまででもいける点が個人的に大きな魅力だと思っています。 食材については中国のスーパーに行くと日本の調味料や食材も割とあるので自炊には困りませんでした。外食が高いので自炊がおすすめです。
3,滞在中の出来事について(履修している講義,課外活動等について)
滞在中は法学・政治の授業を中心に,語学やジェンダーの講義も履修しています。 自分の専門科目はもちろん単位互換できる点,違った角度から学びを深められる点でおすすめですが,留学先で有名な教授や進んでいる分野を調べておくとより楽しいです。 授業に割く時間は留学の中で大きな割合を占めるので,情報収集はしっかりするべきだと感じています。
課外活動については,合唱団とジャパンソサエティに参加しています。 ジャパンソサエティでは日本語クラスのアシスタントやイベントの広報をしているのですが, 自分のアイデンティティを活用できますし,日本に興味のある人たちや日本の他大学からの留学生とも交流できるので,授業の履修や生活について相談もできます。 また,日本食と韓国料理のレストランでアルバイトをしています。日本人は私しかいませんが, 日本人のお客さんがきてくださったり大学の日本語の教授が来てくださったりするためとても楽しいですし,自分の大切な居場所になっています。
4,後輩のみなさんへ
私が大学に入学して感じたことは,大学生活はあっという間に過ぎていくということです。 自由にできる時間,お金が増え,自分でできることの幅が大きく広がる一方,ぼーっと過ごしていては何も起こりません。 留学はお金も時間もかかることですし,準備や周りのサポートも必要です。もちろん留学中に授業や生活のことで大変な思いをすることもたくさんあります。 しかしその分,得られるもの,経験できることは大変大きいですし,以前の自分より成長するんだという気持ちをもって前向きに取り組んでいるとたくさんの人たちが支えてくれます。 私は,留学はできるのであれば必ずするべきだと思います。皆さんの大学生活を充実したものにしてください。